Happy Heart ふんわり思好㉝~気力~
毎日の何気ない時間、当たり前に過ごせる日々にしあわせを感じている人は、どれぐらいいるでしょうか。
仕事をして、おいしいご飯を食べて、自分が楽しいと思えることができる。これこそが、実は最高のしあわせで、かけがえのない宝物。
私は今、そんな風に思います。でもそう思えたのは、それをすべて失ったからです。
5月の上旬に緊急入院をしました。市販の風邪薬を服用したところ、アレルギー反応が出て、持病の喘息の発作が悪化し、呼吸不全に陥りました。その結果、人工呼吸器をつけなければ命に関わる状態になってしまいました。
病気になると、痛みや恐怖に支配されてしまいます。自分の体が機械や管につながれていない状態が、どれほどしあわせなことかと、今思います。こういう辛かった経験を通して、心が豊かになっていくのかもしれませんね。
これまで私は、後悔しないようにやりたいことをさせてもらってきました。だからでしょうか生死の境をさまよったときに、生きる気力が薄れていきました。心に浮かんだのは、しあわせな思い出と感謝の気持ちだけでした。
振り返ってみて思うのは「少しでもやり残したことがある方が、生きる力が湧いてくる」ということです。
周りの人から毎日届くあたたかいメッセージと「そんな終わり方はかよさんらしくないよ!」という励ましの言葉が大きな支えになりました。信じてくれている言葉の力って本当にすごいんですね。
思い返せば、わたしはなんてしあわせで恵まれた人生を歩ませてもらっているんだろう。そう痛感した時間でした。
何事も100点満点を目指す必要はありません。全力を尽くすのも、ほどほどが良いのかもしれません。楽しいことに熱中すると、自分の体の限界を超えてしまうこともあります。
そして、少しくらいの後悔があってもいいのかな…と感じました。これが私の体験から得た考えです。
今この瞬間がいちばんしあわせだということを身をもって実感した日々でした。
〜小さな日常の中にしあわせがある〜
今日も誰かがどこかで笑顔になって下さるように想いを込めて・・・
☆Happyかよ☆~いつでも今がいちば~んしあわせ~